中国の今〜向き合うということ〜

上海の経営者仲間のインタビュー記事が、

『週間ダイヤモンド』掲載された。

 

その彼が興味深いことを教えてくれた。

「古閑さん、その号は全く売れなかったんですって。。。(苦笑)」

 

その号は、「中国に勝つ〜超速・変幻自在モデルに乗れ!」という特集で、

内容としては、中国経済・ビジネス界の最新情報、

特にITサービスの先進性を紹介していた。

 

一次情報に近い立場にいる自分から見ても、

今の中国事情を精力的に調べており、秀逸な特集と思えた。

 

 

 

だが、全く売れなかったという。

売れなかった理由を、友人はこう分析していた。

「日本人は、中国が優れている。ということを聞きたくないんでしょうね。。。」

 

この傾向は、我々が日常的に接する、

日本のテレビ・新聞・ネットなどメディア情報を見るとよくわかる。

基本的に反中報道が主流だ。

 

「中国人はマナーが悪い」「声が大きくてうるさい」「爆買いが浅ましい」。。。

一つの事象に対して揚げ足を取り、それが全体であるかのような報道。

受け手に対して、自分たちの方が成熟していると、優越感を満たす内容に終始する。

いわゆる、「快楽報道」と言われるもの。

 

メディアも所詮、商売なので、需要が高い方に引っ張られる。

また、人間は、基本的に「見たいものしか見ない」傾向がある。

感情によるフィルタリングをしてしまうのだ。

 

日本のメディア情報しか接していない人は、

基本的に「中国嫌い」という感情を醸成されているので、

その感情をベースにすると、「中国すごい」情報は心理的に排除してしまうのだろう。

 

だが、事実と向き合うことは大切だ。

 

 

中国のGDPが日本を抜いたのは2011年。

(この時も日本ではあまり報道されなかったが)

今では、中国のGDPは日本の3倍以上の規模になっている。

 

現地に住んでいて日中経済関係の逆転を肌で感じたのは、

2013年だった。潮目は4年前。

 

「日本人は金を持ってない」

この言葉が聞かれ始めた。

 

 

日中経済関係は10年前、

日本が中国の安い労働力を利用し、

賃加工でモノ作りをするというモデルが多かった。

 

 

しかし、現在はモノ作りは日本の方が安いという逆転現象が起き、

中国企業が日本を生産拠点を設立する動きが顕著だ。

ちなみに給与面でいうと、部長級以上の給与は、中国企業の方が高い。

(日本はこの20年間の平均賃金は7%下がっている)

 

 

今年に入り、中国大手企業が日本での工場新設、

日本市場に進出する企業が増えている。

 

中国通信大手、華為が千葉に工場設立。

 

中国電気自動車BYDが、まず業務用EVで日本市場を狙う。

 

パソコン最大手のレノボは、日本メーカーを次々と吸収

 

 

また、「市場があるところから、イノベーションが生まれる」との言葉がある。

フィンテックやシャアリングエコノミーなどの技術革新をベースにした、

振興ITサービスにおいては、中国は日本の3年先を行っている。

 

日本は既得権益を堅守したいレイヤーや業界のしがらみが強く、

ベンチャーによるイノベーションが生まれにくい構造があるが、

その日本の「空白」地帯を狙って、中国大手企業が続々と参入してきている。

 

 

 

自転車シェア大手、モバイクの日本進出

 

 

タクシー配車最大手、滴滴が日本進出

 

電子マネー決済最大手、アリババが日本進出

 

 

先日、福岡市が主宰するITベンチャー企業のミッションが、

現状の中国ITサービス事情を知る目的で、上海・深圳に視察に来た。

彼らは一様に「これ程進んでいるとは。。。」と驚嘆の声を上げ、

危機感を募らせていた。

 

何も知らず、興味も持たず、現状維持に安穏としていれば、

「茹でガエル現象」で死んでしまうだろう。

 

 

 

「知っている」と「知らない」の違いは大きい。

ゼロとイチは、まるで違う。

 

まず、「知ること」「向き合うこと」。

そして、「行動すること」。

 

このことを声を大にして、伝えたい。

 

 

信号電材海外事業室

UTS上海

古閑


新渡来人

「新渡来人」という概念がある。

 

古代日本に新しい技術や思想を大陸から伝え、
日本を次のステージへと導いた渡来人たち。

 

その現代版が「新渡来人」。
新渡来人が今後の日本を変えてく原動力になるとの発想で、

数年前からプロジェクトが始まった。

 

今回、第二回目となる新渡来人セミナーが東京で開催され、
メンバーの一人としてお招き頂いた。

 

参加者の多くが海外駐在経験者の方々で、
共感して頂ける部分は多かったようだ。

 

 

「外の世界を知っている日本人」は、
その経験や人脈、ノウハウは日本の重要な資源だ。

 

その資源を有機的に化学反応させ、
大きなウェーブを起こすことで、
日本を次のステージへと導くことができると思う。

 

次世代へのバトンを繋ぐために。

 

 

UTSグループ

古閑涼二

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


海洋大学特別講義

上海にある海洋大学日本語学科から要請を受け、

会社で特別講義した。

 

中国の大学生は、真面目で熱心な学生がとても多い。

将来の中国を背負って立つ彼らの情熱は、

この国の大きな資源である。

 

ただ、世界有数の受験大国で育ってきた彼らは、

視野が狭くなりがちな傾向もある。

 

 

今回、授業で伝えたかったのは、

二つの重要性だった。

 

1)自分の「資源」を増やすこと

2)夢を持つこと

 

 

また、日本語に関わる限り、

将来、仕事を通じて日中友好構築の

一助となって欲しいと、メッセージを送った。

 

 

彼らが社会への道を歩み始め、

今日の授業のことを少しでも思い出してくれれば嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


テレビ取材

上海のオフィスで、日本のテレビクルーから取材を受けた。

九州ローカル放送だが、7月に放送して頂けるとか。

 

 

この取材でお伝えしたかったことは、

 

1)中国中間層の消費力は、既に日本を逆転している

2)Made in Japanは、「安くて、良い」の代表になっている

 

日本の報道では、一般に知られていない変化の数々。

その潮流に沿い、我々は中国でビジネスを創造していること。

 

 

今後の中国ビジネスにご関心のある方々に、

少しでもお伝えできれば幸いだ。

 

UTS上海

総経理

古閑

 

 

 

 

 

 


HIITトレーニング

自分の体型で気にしているのは、

体脂肪率1桁を維持するか、だけだ。

 

基礎代謝がぐっと下がる40歳を過ぎ、

食事と運動を意識的にコントロールしているが、

体脂肪を維持するにはそれだけでは難しい。

 

 

最近、HIIT(High-intensity interval training)を始めた。

「高負荷の運動」と「ゆるい運動」を交互に繰り返すトレーニング方法。

 

HIITの特徴は、

筋肉を減らさずに、体脂肪だけを燃焼させることだ。

有酸素運動の6倍の脂肪燃焼効果があるとか。

 

 

トレーナーに「伴奏」してもらいながら、

30分/回の短時間トレーニングをこなす。

終わった後、頭からシュ〜っと、煙が出るような感覚に陥る(笑)

 

店のプロモーションに使いたいと簡易ビデオを撮影された。

まだまだ、だな〜。。。

 

 

 

 

 

 

 


講演

「よく講演、やりますね。。。なんのために?」

 

ボランティアでお受けしている講演に対して、

時にネガテイブな言葉を投げかけられることもあった。

 

依頼されてお受けした以上、

どこの国であろうが、会場が小さかろうが、人が少なかろうが、

全力で準備し、絶対に手を抜かないことを自分に約束している。

_____________________________

 

先日、仕事で知り合った50代の男性から、

御礼のメールを頂いた。

少し長いが、引用させて頂く。

 

「古閑様

 

 日本に引越し準備をしていた時、ある資料に目が留まりました。

 古閑さんの講演会資料でした。

 

 その資料とは、「あなたは『老板』と呼ばれていますか?」です。

 

 当時、上海での仕事のやり方に悩んでいた私は、

 この講演の内容に非常に感銘を受け、

 私も老板と呼ばれるようになりたいと、

 気持ちを新たにしたものでした。

 

 (中略)

 

 古閑さんのブログも拝見させて頂きましたが、

 その志には非常に惹きつけられるものがあり、

 もっと早くに上海でお会いしていればと

 

 残念な気持ちでいっぱいです。

 とはいえ、私も日本と中国を繋ぐ懸け橋として

 何か力になりたいと思っておりますので、

 どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。」

_____________________________

 

「なんのために、講演をやるのか?」という問いへの答は、

この頂いたメールにあるような気がする。

 

「与えられる人」から、

「与える人」に少しずつなっていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ETWクラウドTV

上海有数のITメディア企業、

ETWのクラウドTVに出演させて頂いた。

 

ETWは、ビッグデータ解析による、

クラウド・マーケティングを武器に、

破竹の勢いで業績を伸ばしているメディア企業。

 

当社の戦略的パートナーでもあり、

現在、日本での合弁事業の計画を進めている。

_____________________________________________________

 

TV番組の趣旨は、キャスターとの対談を通して、

日中ビジネスの展望、中小企業のグローバル化など、

僕の考えをお伝えするというもの。

 

番組のキャスター(スペイン人)やディレクター(ポルトガル人)は、

元々、仕事仲間なので、現場はリラックスした雰囲気だったが、

カメラが回ると、やはり心拍数がドクンドクンと上がる。。。

 

この1年間で3回ほどTV出演の機会を頂いているが、いまだ慣れず💦

生放送じゃなかったのが救いだった。。。

 

番組は、英語、中国語、スペイン語、ロシア語、日本語の5ヶ国語に訳され、

字幕と吹き替えで、世界に配信される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人との繋がり=幸福

同郷の弟分が帰任することになった。

 

最後は笑顔で盛り上がろう!と送別会を企画し、
彼を慕って100人以上もの方々が集まって下さった。

 

人は、人との繋がりが広く深いほど、
幸福感を得られやすいという。

 

彼の上海生活で得られた最大の財産は、
多くの人との繋がりだったと思う。
最高に幸せそうな笑顔が嬉しかった。

 

 

 

 

10年以上も上海にいると、
その年数分の出会いと別れを繰り返す。

 

「出会いは、別れの始まり」という刹那。

 

でも、その繰り返しの中で、得られ、続いていく、
人との繋がりが幸福感を助長してくれる。

 

 

 

 

 


La vie est bel

友人がまた一人、上海を後にした。

 

彼は、世界一の自動車メーカーのエリート社員。
エリート駐在員は、得てして独特の匂いのある人が多いが、

そんな素振りも見せない、人間的バランスに優れていた。

 

独立系で野生児と言われる、僕とも妙に波長が合い、
色々語らいながら酒を酌み交わす時間は、
世界の一流の人材が集まる上海のメリットを実感できていた。

 

旧フランス租界の老房子で送別会。
お互い、どこで、何をやっても、
それぞれの立場で志を果たそうと誓い合った。

 

サヨナラから始まる、新しい旅立ち。
La vie est bellと祈った。

 

 

 

 

 


『上海福岡B to C協議会』

上海の日本人コミニュティで、

九州、とりわけ福岡出身者は圧倒的に多い。

 

地理的に上海に近いということ、

福岡人の「新しもの好き、出たがり」気質、

が影響しているのだろう。

 

また福岡人は特に愛郷心が強く、

上海には「上海福岡◯◯」と名の付く会合がやたらと多い。

週一回ぐらい何らかの会合をやっている感じ(笑)

 

___________________________

 

 

同郷の仲間内の飲み会は、それはそれで楽しいのだが、

時間に限りがある中、収穫逓減の法則もまた感じていた。

 

このイイ感じの会合で、各々才気溢れるメンバーを、

有機的に結びつけ、経済活動を通した波を起こす方法は何かと。

 

福岡市上海事務所が主催する、

『上海福岡B to C協議会』というビジネス協議会。

 

世界最大の市場であり、

世界最難の市場である中国。

日々、泥臭く格闘している有志たちの集まり。

 

この会合で毎回勉強会を開催することを提案し、

第一回のセミナーを僕が登壇させて頂いた。

 

___________________________

 

 

この勉強会で伝えたかったことは二つ。

 

一つ目は、自分という人間がどういう人間で、

なぜ、何を、誰と、どうしようとしているのか、

上海の有志たちに「志」を知って頂くこと。

 

二つ目は、それぞれの強みや資源を共有することで、

何十倍の大きな波を起こせ、お互いの幸せに繋がり、

その結果、社会をより良くできること。

 

ヘレンケラーの言葉、

「Alone we can do so little, together we can do so much」

(一人でできることは本当にわずかだけれど、

みんなでやると非常に多くのことができる)を拝借した。

 

 

本当に本当に小さな一歩だが、

この小さな一歩を積み重ねることでしか、

大きな歩みは得られないのもまた事実。

 

人生一回きりの限られた時間の中で、

何に命を使うか(使命)は、

もう決まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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